ChatworkとSlackを初めて導入する会社へ:試用手順と運用ルール

SlackとChatworkを、履歴・担当と期限・連携の必要条件を書き、同じ仕事で試し、契約費用と運用の手間を含めて判断する3段階の比較手順。 コミュニケーション

公式情報確認・更新:2026年9月9日

ChatworkとSlackを初めて導入するなら、代表的な仕事を一つ選び、同じ条件で試してから決めましょう。「非IT企業だからChatwork」「IT企業だからSlack」と業種だけで決めると、取引先との連絡や依頼の管理で困ることがあります。

この記事は、少人数の試用から全社導入を判断する担当者向けです。料金・機能の一覧はSlackとChatworkの比較、予算は30人で使う場合の費用と導入判断で確認できます。以下の期間や評価項目は編集部が提案する試用例で、導入効果を実測した結果ではありません。

ヒカリヒカリ

無料で触ってみて、使いやすい方に決めれば十分ですか?

ログ博士ログ博士

操作の印象に加えて、依頼の担当者と期限が分かるか、後から情報を探せるかを確かめよう。同じ課題で試すと比較しやすいよ。

SlackとChatworkを、履歴・担当と期限・連携の必要条件を書き、同じ仕事で試し、契約費用と運用の手間を含めて判断する3段階の比較手順。
必要条件を決め、同じ仕事を試し、費用と運用の手間で判断する流れです。実際の操作画面ではありません。

最初に決めるのは、チャットへ移す仕事

対象は「見積もりの社内確認」「営業から制作への依頼」など、一連のやり取りに絞ります。全社連絡・顧客対応・勤怠を一度に移すと、何が原因で困ったのかを見分けにくくなります。

  • 参加者:依頼する人、作業する人、承認する人、管理者。特定の人だけで操作を評価しない。
  • 置き換える連絡:どのメールや口頭確認を減らしたいか。
  • 残す場所:正式な成果物・決定事項・長期保存資料の保管先。
  • 合格条件:必要な人が依頼・回答・完了を確認できること。数値目標は試用前に自社で決める。

ChatworkとSlackで試したいことの違い

Chatwork:会話から依頼をタスクにする流れ

Chatworkには担当者と期限を設定できるタスク管理があります。依頼をチャットへ投稿するだけで終わらず、担当者が内容を確認して完了を報告するまでを試します。タスク化の担当を決めないと、会話の中へ依頼が埋もれる問題は残ります。

相手がメッセージを読んだかを自動確認する既読機能はありません。重要な連絡は、返信やリアクションを確認の合図にするなど、運用で決めます。自分の画面で未読を管理する機能とは別です。出典:Chatwork公式:既読機能について

Slack:話題の分け方と情報の探し方

仕事ごとのチャンネルと、投稿への返信をまとめるスレッドを試します。「どこへ投稿するか」「決定事項をどこに残すか」が利用者に伝わるかを確認してください。外部連携が必要なら、実際に使うサービス・必要な操作・契約プラン・管理者の許可を一つずつ照合します。連携数の多さだけで選びません。

ヒカリヒカリ

確認の合図を付けてもらえば、仕事も終わったと考えてよいですか?

ログ博士ログ博士

読んだことと、作業の完了は別じゃ。『確認済み』『対応中』『完了』の意味を分けて、期限と完了条件も書こう。

無料版で試せる範囲と、試せない長期運用

Chatworkフリーのメッセージ閲覧範囲は直近40日以内です。容量は組織全体で10GB、組織外コンタクトは1ユーザーにつき20人、音声・ビデオ通話は1対1です。旧版の「40グループまで」「月5回まで」という説明は訂正しました。出典:Chatwork公式料金・プラン

Slack無料版で閲覧・検索できるメッセージとファイル履歴は直近90日です。アプリ連携は最大10件。古い履歴の削除も別に確認が必要で、無料版を長期保存の場所として扱わないでください。出典:Slack公式:無料ワークスペースの制限

短い試用では、数か月後に過去の会話を見返す場面まで検証できません。必要な履歴の期間・保管方針・有料版の費用は、試用結果とは別の必須条件として判断します。無料プランと期間限定の有料トライアルも区別し、契約や自動更新の条件を確認してください。

ヒカリヒカリ

一週間問題なく使えたら、ずっと無料で運用できそうですね。

ログ博士ログ博士

短期間で分かるのは日々の操作じゃ。履歴、容量、社外との接点は、半年後の使い方も想定して確認しよう。

5営業日の試用例:同じ課題で比べる

架空の依頼とサンプル資料から始め、実務データを使う場合は社内ルールで認められた範囲にします。以下は作業の順番を決める例です。両方を試す場合は同じ課題を使い、二重入力にかかった時間を通常業務の時間として比較しないでください。

  1. 1日目:参加と通知。担当者全員が参加し、普段使う端末で自分宛ての連絡に気づけるか確認する。通知が多すぎる場合も記録する。
  2. 2日目:依頼と完了。担当者、期限、成果物を指定した依頼を一件出し、受領・質問・完了の流れを試す。
  3. 3日目:検索と引き継ぎ。前日の依頼、添付資料、決定内容を別の人が探す。見つからなかった理由と、探すのにかかった時間を記録する。
  4. 4日目:権限と必要な連携。管理者が参加範囲を確認し、必要なサービスとの連携を試す。取引先を招待する場合は事前に利用可否を合意し、試用だけのために無断招待しない。
  5. 5日目:費用と継続判断。未完了の依頼・困った操作・必要プランをまとめ、継続、ルール変更後に再試用、導入保留のいずれかを決める。

試用でSlackの通知が届かない場合は、iPhoneの通知確認またはWindows 11の通知確認で端末別に切り分けます。投稿を探せない場合はSlackの検索手順、古い会話が見えない場合は無料版の履歴・保存条件を確認し、操作の問題とプランの制限を分けて記録してください。

試用中にSlackの定期連絡を設定した場合は、試用終了時に残すものと止めるものを確認します。リマインダーの変更・削除手順を参照し、自分用とチャンネル用を分けて整理してください。担当者が交代するときは、通知先・日時・繰り返しも引き継ぎメモに残します。

導入前に共有する運用ルール

  • 緊急連絡:至急の連絡は電話など、チャット以外を含めて経路を決める。
  • 確認する時間:勤務時間内の確認方針を決め、常時即答を前提にしない。
  • 依頼の書き方:担当者・期限・完了条件を一緒に書く。
  • 決定事項:雑談や相談と区別し、決定内容と参照資料を探せる場所へ残す。
  • 外部参加と退職:招待・権限変更・アカウント整理の担当者を置く。
ヒカリヒカリ

使い方が違う人に合わせるのは大変そうです。

ログ博士ログ博士

まずは依頼の書き方と、返事の意味をそろえよう。ツールの機能だけでは埋まらない部分を、小さなルールで補うんじゃ。

コピーして使う導入判断メモ

対象の仕事:
参加者・管理者:
試用したサービス/プラン:
試用期間:
依頼・回答・完了を確認できたか:
情報を探せなかった場面と原因:
困った通知・端末・権限:
必須の外部連携と検証結果:
必要な履歴期間・資料の保管先:
契約人数・契約期間・年間総額:
継続/再試用/保留:
判断理由と未確認事項:
次の確認日・担当者:

「何となく使いやすい」だけでなく、必須条件を満たせたかを残します。価格だけでは決められない場合は、現状の連絡方法に残る手間と、新しいツールの管理・教育に増える手間も比較してください。試用で解消しなかった問題が重要なら、導入を保留する判断もできます。

ヒカリヒカリ

試したけれど、どちらも決め手に欠けました。

ログ博士ログ博士

未確認の条件と、困った場面をメモへ残そう。ルールを変えて再試用するのか、今は導入しないのかを理由付きで決めれば、次の判断に使えるよ。

訂正:旧版の無料版制限、既読機能、料金情報、導入すれば全員がすぐ使いこなせるという断定を見直しました。料金の詳しい比較は更新済みの関連記事へ集約しています。

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