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ConoHa WINGからXserverへ移行する手順:失敗しないサーバー引っ越しガイド
- ConoHa WINGからXserverへの移行が必要な理由と時期
- 移行前の準備チェックリストと具体的な手順
- ドメイン移管・データ移行・DNS設定のやり方
- 移行中のダウンタイムを最小化する方法
- 両サーバーの料金・機能比較と選択基準
ConoHa WINGのユーザーが、Xserverへの移行を検討する理由はいくつかあります。「表示速度をもっと改善したい」「スペックが物足りなくなった」「管理画面の使いやすさを重視したい」—こうした課題を抱えているなら、Xserverへの切り替えは有力な選択肢です。しかしサーバー引っ越しは複雑で、設定ミスがあるとサイト全体が表示されなくなるリスクがあります。本記事では、2026年の最新情報に基づいて、ConoHa WINGからXserverへの移行手順を初心者でも失敗しない形で解説します。ドメイン移管、データ移行、DNS設定、メールの引き継ぎまで、すべてをカバーするガイドです。
ConoHa WINGからXserverへの移行が必要な理由
結論として、Xserverへの移行は「スケールアップ」の判断です。ConoHa WINGは初心者・小規模サイト向けで優秀ですが、月間100万PV以上、複数ドメイン運用、eコマース対応など、より高度な環境が必要になると限界が生じます。
Xserverの強みは以下の通りです:
- 表示速度:高性能SSD、超高速HTTPSサポート、キャッシュ機能が充実。PageSpeed Insightsスコアで+20〜30ポイント改善も珍しくない
- 安定性:99.99%のアップタイム保証、自動バックアップ(毎日14世代保管)により運用リスク低減
- 機能拡張:WordPress簡単インストール、自動更新、セキュリティ対策が手厚い
- サポート体制:24時間メール・チャットサポート、初心者向けマニュアルが豊富
- 複数ドメイン対応:上位プランなら無制限ドメイン追加可能
すでにConoHa WINGで月間アクセスが増加傾向、またはWordPress複数サイト運用を考えている場合、移行のメリットは確実です。
移行前の準備と確認チェックリスト
移行の失敗を防ぐには、事前準備が8割です。以下のチェックリストを順番に進めてください。
【ステップ1】現在の環境情報を記録
- ConoHa WINGのコントロールパネルから、サーバーID・ネームサーバー情報をメモ
- 独自ドメインの登録先(ムームードメイン、お名前.com等)のIDとパスワード確認
- WordPressの管理画面から「サイトURL」「ホームURL」を確認
- 使用プラグイン一覧(管理画面 > プラグイン から全リスト取得)
- 現在のWordPressバージョン、PHPバージョンをメモ
【ステップ2】データバックアップの実行
- WordPress全体のバックアップ:All-in-One WP Migration、UpdraftPlus等のプラグインで、データベース+ファイルを圧縮してダウンロード
- FTPでの追加バックアップ:FileZilla等のツールで、public_html配下すべてをローカルPCに複製
- データベースのバックアップ:phpMyAdminからWPデータベースを.sqlファイルでエクスポート
- バックアップファイルは2箇所以上(USB、クラウドストレージ)に保管
【ステップ3】Xserverのプラン選定
Xserverは複数のプランを提供しています。2026年現在、主流は以下の通りです:
| プラン名 | 月額費用(12ヶ月契約) | ストレージ | 独立ドメイン | おすすめ |
|---|---|---|---|---|
| スタンダード | 990円 | 300GB SSD | 無制限 | 初心者〜中規模 |
| プレミアム | 1,980円 | 500GB SSD | 無制限 | 複数サイト運用向け |
| ビジネス | 3,960円 | 1000GB SSD | 無制限 | 大規模・EC向け |
ConoHa WINGのWing2プラン(月額880円)から移行する場合、Xserverのスタンダード(990円)への乗り換えが無理のない選択です。アクセス数が月間50万PV以上なら、プレミアムの検討もおすすめします。
ドメイン移管とDNS設定の実行手順
このステップが最も重要で、失敗するとサイトが表示されなくなります。ドメイン移管とDNS設定は2つの異なる作業なので、混同しないよう注意してください。
【ドメイン移管の流れ】
移管対象のドメインがConoHa WINGで取得していない(例:ムームードメイン、お名前.comで取得)場合、ドメイン移管は不要です。この場合はDNS設定のみ変更します。
ConoHa WINGで取得したドメインの場合:
- 1. Xserver側で新規ドメイン登録:Xserverコントロールパネル > ドメイン > 新規取得で、同じドメイン名を検索。既に登録済みなら移管ボタンが表示される
- 2. Xserver移管申請:「ドメイン移管」を選択し、認証コード(Authorization Code)を取得するよう指示
- 3. ConoHa WINGで認証コード発行:ConoHa WINGのコントロールパネル > ドメイン > 該当ドメイン > 移管用認証コード取得
- 4. Xserver移管申請に認証コード入力:メール確認後、移管手続き開始。5〜7日で完了
- 5. 移管完了後、Xserverで継続利用設定:自動更新設定をONにして、期限切れを防ぐ
【DNS設定の実行(これが最も重要)】
DNS設定を変更することで、「ドメインがどのサーバーを指すか」を決定します。ConoHa WINGのネームサーバーからXserverのネームサーバーへ変更します。
- Xserverネームサーバー(2026年版):
- ns1.xserver.jp
- ns2.xserver.jp
- ns3.xserver.jp
- ns4.xserver.jp
- ns5.xserver.jp
- 変更方法(ドメイン登録先が外部の場合):ムームードメイン、お名前.com等のコントロールパネルで、ネームサーバー設定を上記5つに変更
- 反映時間:変更後24〜48時間で世界中のDNS反映完了。この間アクセス不安定の可能性もある
- 確認方法:nslookup コマンドまたは「DNS チェッカー」サイトで、ネームサーバーがXserverを指しているか確認
WordPressデータ移行と再設定の手順
DNS反映後(24〜48時間後)、WordPressのデータをXserverに移行します。最も簡単な方法は「All-in-One WP Migration」プラグインですが、いくつかの手順があります。
【方法1】All-in-One WP Migrationでの移行(推奨)
- Xserver側での準備:
- Xserverのサーバーパネルで、該当ドメインのWordPress簡単インストール実行
- 仮のWordPressがインストールされる(あとで上書きされるので内容は不要)
- ConoHa WING側(旧サーバー)での操作:
- WordPress管理画面 > プラグイン > 新規追加 で「All-in-One WP Migration」検索・インストール・有効化
- 左メニューから「All-in-One WP Migration」クリック
- 「エクスポート」タブ > 「エクスポートファイルをダウンロード」をクリック
- 数分で .wpress ファイル(通常100〜500MB)がダウンロードされる
- Xserver側(新サーバー)での操作:
- Xserverのサーバーパネル > 自動インストール から WordPress管理画面にログイン
- プラグイン > 新規追加 で「All-in-One WP Migration」をインストール・有効化
- 左メニューから「All-in-One WP Migration」クリック
- 「インポート」タブ > ダウンロードした .wpress ファイルをドラッグアンドドロップ
- インポート開始。完了待ち(ファイルサイズで5〜30分)
- 移行完了後の確認:
- WordPress管理画面にログインし、全記事が表示されているか確認
- フロントエンド(サイトURL)にアクセスして、レイアウト・画像が正常か確認
- プラグイン一覧で、移行前と同じプラグインがアクティブになっているか確認
【方法2】FTP手動移行(大規模サイト向け)
サイト規模が大きい場合(500MB以上)、All-in-One WP Migrationでエラーになることもあります。その場合はFTP+phpMyAdminでの手動移行をおすすめします。
- FTPでファイル転送:FileZillaなどで、ConoHa WINGのpublic_html以下をローカルに複製 → Xserverのpublic_htmlに再度アップロード
- データベース移行:ConoHa WINGのphpMyAdminからエクスポート → XserverのphpMyAdminにインポート
- wp-config.php編集:データベース接続情報をXserver用に変更
詳細な手順はXserver公式マニュアルに記載されているため、参照してください。
移行後のトラブル対処とメール・SSL設定
移行完了後、いくつかの追加設定が必要です。これらの設定を怠るとサイト表示エラー、メール受信不可などが発生します。
【SSL証明書の設定】
- Xserverでの無料SSL自動設定:
- Xserverのサーバーパネル > SSL設定 > 該当ドメイン
- 「独立したSSL証明書を追加する」を選択
- Let’s Encryptの無料証明書が自動で取得・設定される(通常1〜3時間で反映)
- WordPress管理画面での確認:設定 > 一般 で、サイトURLが https:// で始まっているか確認
- ブラウザ警告がない確認:サイトURLにアクセスして、ブラウザアドレスバーが緑色のカギアイコンになっているか確認
【メール設定の移行】
ConoHa WINGで info@yourドメイン.jp などのメールアドレスを使用していた場合、Xserverでも再度設定が必要です。
- Xserverサーバーパネル > メールアカウント設定 > メールアカウント追加
- メールアドレス、パスワードを入力(ConoHa WINGと同じ情報でOK)
- 容量は「200GB」(デフォルト)で十分
- メールクライアント(Outlook等)の設定変更:
- IMAP受信サーバー:mail.xserver.jp(ポート 993、SSL/TLS)
- SMTP送信サーバー:mail.xserver.jp(ポート 465、SSL/TLS)
- ユーザー名・パスワードは設定時に指定した内容
【パーマリンク再設定】
移行後、WordPressの記事URLが404エラーになる場合があります。これはパーマリンク設定の初期化が原因。
- WordPress管理画面 > 設定 > パーマリンク設定
- 「カスタム構造」が空になっていないか確認
- 「変更を保存」をクリック(変更がなくても再保存重要)
- .htaccess ファイルが自動生成される
【よくあるトラブルと対処法】
| トラブル症状 | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| サイトが表示されない | DNS反映未完了、またはネームサーバー設定ミス | DNS チェッカーで反映確認。未反映なら24時間待機。設定ミスならドメイン登録先で再設定 |
| 画像が表示されない | 画像のURLがConoHa WINGを指している | 「Search Regex」プラグインで URL置換。または FTP で画像ファイル再アップロード |
| メールが送受信できない | メールアカウント設定未実施、またはSMTP設定誤り | Xserver内でメールアカウント新規作成。メールクライアントは mail.xserver.jp に変更 |
| 記事が404エラー | パーマリンク設定が初期化された | WordPress管理画面 > 設定 > パーマリンク で「変更を保存」再実行 |
| HTTPS警告が出る | SSL証明書がまだ反映されていない | SSL設定から1〜3時間待機。それでもダメなら Xserver サポートに問い合わせ |

