Zapierで無料プランのタスク数が足りないときの代替案:Makeとの使い分け
- Zapierの無料プランのタスク数制限と実際の運用のギャップ
- 無料プランの制限を超えた場合の3つの対策
- Makeの料金体系とZapierとの機能比較
- 自動化ツール選びで失敗しない判断基準
- Zapier・Makeそれぞれに向いている運用ケース
業務自動化ツールのZapierを使い始めた新社会人や小規模チームの担当者は、実務運用が進むにつれて「あれ、無料プランだとタスク数が足りない…」という壁にぶつかりやすいです。特にWebサービスの連携が増えると、1ヵ月あたりのタスク実行回数が予想より増え、急に機能が制限されるという経験をしている方が多くいます。無料プランから有料プランへのアップグレードは、確かに解決策の一つですが、Zapier以外の選択肢も含めて検討する価値があります。この記事では、Zapierの無料プランの実態、制限を超えた場合の対策、そしてMakeという有力な代替ツールとの比較を通じて、あなたの運用に本当に必要な自動化ツールの選び方を解説します。
ヒカリ
ログ博士
ヒカリ
ログ博士Zapierの無料プランのタスク数制限:実際のところ
Zapierの無料プランには、公式サイトで確認できる次の制限があります:
- 月100タスク実行:Zapが1日5回実行される場合、計150タスク必要だと月末前に制限に達する
- 2段階のZapのみ作成可能:複数のWebサービスを順に連携させるマルチステップワークフローが作成できない
- プレミアムアプリへのアクセス不可:一部の拡張機能やプロフェッショナル向けアプリが使えない
- 制限に達すると新規Zap作成が停止:既存Zapは動作しますが、新しい自動化ワークフローを追加できなくなる
実際の運用では、試験的に複数のZapを作成して動作確認をしていると、あっという間に月100タスクに達することが多いです。特にWebサイト更新の監視Zapや定期実行型の自動化が増えると、予想より早く制限を超えることになります。
ヒカリ
ログ博士Zapierの無料プラン制限を超えた場合の3つの対策
Zapierの無料プランで制限に達した場合、以下の3つの対策が考えられます。
対策1:Zapierの有料プランへアップグレード
最も直感的な選択肢は、Zapierの有料プランへの切り替えです。Zapierの公式サイトによると、以下の有料プランがあります:
- Starter:月19ドル(年払い)→ 月750タスク、3段階のZap作成可能
- Professional:月49ドル(年払い)→ 月20,000タスク、4段階のZap作成可能
- Advanced:月99ドル(年払い)→ 月50,000タスク、無制限のステップ、優先サポート
月100タスクで足りない場合、Starterプラン(月750タスク)へのアップグレードが一般的です。ただし、既にZapierの仕組みに慣れている場合は有効な選択肢ですが、新たなツール学習よりコスト面で有利かどうかは検討が必要です。
対策2:Makeなど代替自動化ツールへの移行
Zapierの有料化を避けたい場合、Makeという代替ツールの検討が有力です。Makeは東欧を拠点とする自動化プラットフォームで、Zapierと比較して無料プランのタスク制限が寛容です。Makeの公式情報では、無料プランで月1,000実行が可能(2026年時点)。これはZapierの月100タスクと比較して10倍の容量であり、小規模運用であれば無料プランのまま長期利用できます。
対策3:自動化ワークフローの最適化
そもそも不要な自動化Zapを見直す方法も有効です。例えば、毎日実行されている監視Zapが実際には週1回で十分な場合、スケジュールを変更することでタスク数を削減できます。また、複数のZapが重複している場合は統合することで、タスク効率を高められます。
ヒカリ
ログ博士Zapierとmakeの料金・機能比較
| 項目 | Zapier 無料 | Make 無料 | Zapier Starter(月19ドル) | Make Standard(月9.99ドル) |
|---|---|---|---|---|
| 月間実行数 | 100 | 1,000 | 750 | 10,000 |
| ステップ数(1つのZap内) | 2 | 無制限 | 3 | 無制限 |
| 連携可能アプリ数 | ○(基本機能) | ○ | ○(プレミアム含む) | ○ |
| 条件分岐・フィルタ | △(限定的) | ○ | ○ | ○ |
| ユーザーインターフェース | シンプル | やや複雑 | シンプル | やや複雑 |
| 日本語サポート | ○ | △(限定的) | ○ | △ |
上の表から分かる通り、月100タスクで足りない場合はMakeの無料プランが最もコスパが良いという結論になります。Makeは無料プランで月1,000実行が可能であり、これはZapierの有料Starterプラン(月750ドル)より多くなっています。ただし、インターフェースがやや複雑で、日本語ドキュメントが限定的という点には注意が必要です。
Zapierを続けるべき場合 vs Makeに乗り換えるべき場合
Zapierを続けるべき場合
- 月750タスク程度の中程度運用で、シンプルな2〜3段階のワークフローが中心の場合
- 既にZapierのノウハウが組織内に蓄積されており、チーム全体でZapierを使っている場合
- 英語ドキュメント学習に時間をかけられず、日本語サポートが必須の場合
- 特定のプレミアムアプリ(Slack Advanced、高度なデータベース連携など)が必要な場合
Makeに乗り換えるべき場合
- 月500タスク程度の小〜中規模運用で、コスト最小化を優先する場合
- 複数の条件分岐やループ処理など、複雑なワークフローが必要な場合
- 技術的な学習余裕があり、英語ドキュメントやコミュニティで問題解決できる場合
- 複数の自動化ツールを比較検討する余力がある新規プロジェクトの場合
ヒカリ
ログ博士よくある質問
- Q1: Zapierの無料プランで月100タスクを超えた場合、超過分は自動的に削除されますか?
- いいえ。Zapierの公式サイトによると、月100タスクに達した後は新規Zapの作成が停止されるだけで、既存のZapは動作し続けます。ただし、新しい自動化ワークフローを追加することができなくなります。
- Q2: Makeとzapierは同時に使うことはできますか?
- はい、可能です。異なるWebサービス間の連携はMakeで行い、Zapierはメインの業務自動化に特化させるなど、ツールを使い分けることができます。ただし、管理コストが増えるため注意が必要です。
- Q3: Makeに乗り換えた場合、Zapierのzapを再度作成する必要がありますか?
- はい。Zapierで作成したZapをMakeに自動変換することはできません。Makeで同じロジックのワークフロー(シナリオ)を新規作成する必要があります。ただし、基本的な仕組みは似ているため、Zapierのノウハウは活用できます。
- Q4: ZapierやMakeの月間タスク数はいつリセットされますか?
- Zapierは毎月1日、Makeも毎月1日にリセットされます(登録日ではなくカレンダー月)。月末に超過しても翌月1日に自動的にリセットされるため、月額制のサブスクリプションとして考えると分かりやすいです。
- Q5: 月間タスク数を削減するために、Zapの実行頻度を減らしても大丈夫ですか?
- ケースバイケースです。定期実行Zapの間隔を広げることでタスク数を削減できますが、データ同期の遅延やビジネス機会の損失につながる可能性があります。事前に業務への影響をテストすることが重要です。
まとめ
Zapierの無料プランで月100タスクという制限に達した場合、3つの選択肢があります。第一はZapierの有料プランへアップグレードすることで、月750タスク(Starter)から無制限(Advanced)まで複数のオプションがあります。既にZapierに習熟していたり、チーム全体で使っている場合は、継続が有効な選択肢です。
第二はMakeなど代替ツールへの移行です。Makeは無料プランで月1,000実行が可能(2026年時点)であり、コスト面で圧倒的に優位です。複雑なワークフローが必要で、英語ドキュメントでの学習が可能なら、Makeへの乗り換えは長期的に有利になります。
第三は既存のワークフロー最適化で、不要な自動化を削除したり、重複するZapを統合することでタスク数を削減する方法です。
判断基準としては、月の業務量(必要なタスク数)と学習コストのバランスを考えることが重要です。月300〜500タスク程度の小規模運用であれば、Makeの無料プランで長期的に対応可能です。一方、月750タスク以上かつシンプルな2段階ワークフローが中心なら、Zapier Starterプラン(月19ドル)の方が管理負荷が低くなります。
今すぐ、あなたの業務に必要な月間タスク数を計算し、ZapierとMakeの料金表を見比べて、最適なツールを選択することをお勧めします。ツール選びで迷ったら、無料プランで両方試してから決めるのも賢い方法です。

