Figmaの同時編集で変更が消えたら|ロック・履歴・復旧の確認手順

Figmaの共同編集で担当範囲を決め、変更前の履歴を残し、変更後に確認する流れと、一部の回収・全体復元を区別する図。 デザイン・クリエイティブ

公式情報確認:2026年9月15日

Figmaの同時編集では、担当する範囲を決め、大きな変更の前に履歴を残し、変更後に一緒に確認します。レイヤーのロックだけで、ほかの編集者による変更を禁止できるわけではありません。

この記事は公式仕様と、当サイトが提案する運用例をまとめたものです。複数アカウントを使った同時編集や復旧操作の実測検証ではありません。トラブルを完全に防げるという保証もしません。

Figmaの共同編集で担当範囲を決め、変更前の履歴を残し、変更後に確認する流れと、一部の回収・全体復元を区別する図。
担当範囲・変更前の履歴・変更後の確認をセットにします。図中の画面やバージョン名は運用例です。

ロックは誤操作の防止、編集権限はアクセスの管理

Figma Designのレイヤーロックの公式ガイドでは、ロックしたレイヤーをキャンバス上で動かせなくなる一方、Layersパネルで選択してプロパティを調整することは可能と説明されています。can editを持つ利用者はロックと解除ができます。

したがって「このボタンは担当者以外に変更させない」というアクセス制限を、レイヤーロックで実現したつもりにならないでください。レビューだけの人には閲覧権限を使い、実際に編集する人と担当範囲を決めます。共有条件はFigmaの共有リンク・閲覧と編集の確認表で確認できます。

まずは同じファイル内で担当範囲を決める

以下は小さな画面修正を2人で進める場合の運用例です。人物名・画面名は例示です。

対象 変更担当 変更前に確認すること
一覧画面の説明文 Aさん 文言だけを修正し、共通部品は変更しない
詳細画面の配置 Bさん Aさんが編集中の画面に触れない
共通ボタン その都度担当を決める 両画面に影響するため、変更目的と確認者を先に決める

担当名や「確認中」の表示は、チームの取り決めを見えるようにするものです。ソフトウェアが編集を禁止する設定ではありません。確定した箇所をロックする場合も、意図を共有しておきます。

初めからヘッダー・ボタン・色をすべて別ファイルに分けると、参照先の管理が増えます。まず作業範囲を整理し、共有範囲や再利用の必要がある場合にファイルを分けます。無料版では共有フォルダーのファイル数とページ数の制限も先に確認します。

変更前・変更中・変更後に行うこと

  1. 変更前:対象の画面・部品、変更する人、確認する人を決め、現在の状態を名前付きのバージョンとして残します。
  2. 変更中:共通部品に触る必要が出たら、当初の担当範囲を広げる前に共有します。別の人が作業している箇所を推測で直さないようにします。
  3. 変更後:担当箇所に加え、共通部品を使う画面やプロトタイプの流れを確認します。

例として、バージョン名を「詳細画面の配置変更前」、コメントを「説明文だけ確認してください」とすると、何を戻したいのか、何を見てほしいのかが伝わります。「最新版」「確認お願いします」だけで済ませず、対象を一つ添えます。

変更が消えたときは、すぐにファイル全体を戻さない

バージョン履歴の公式ガイドでは、Starterで閲覧できる履歴は30日分です。閲覧権限で履歴を確認でき、履歴の作成や復元には編集権限が必要です。

過去版をDuplicateして別ファイルにすると、そこから素材を選択・コピーできます。必要なレイヤーを取り出せるかを確認してから、現在のファイルへ反映する範囲を決めます。複製先には元ファイルのコメントや履歴は引き継がれません。削除した素材は必ず手作業で作り直す、という旧版の説明は訂正しました。

  1. ほかの編集者に状況を共有し、どの画面・部品がいつ変わったかを記録します。
  2. 履歴から目的の状態を探し、現在の状態と比較します。
  3. 一部の素材だけ必要なら、過去版の複製から取り出せるか確認します。
  4. 全体をRestoreする場合は、その後に行われたほかの変更への影響を関係者と確認します。
  5. 復旧後に対象画面・関連部品・プロトタイプを確認します。

復元前の状態は履歴に残る仕組みですが、削除されたコメントは復元されません。残っている履歴の範囲や必要な素材の有無によって、できる復旧は異なります。

別ファイルでの試作とブランチ機能は区別する

別ファイルを複製して試す運用と、Figmaのブランチ機能は同じではありません。ブランチの公式ガイドでは、Organization/EnterpriseとFullシートを条件に案内しています。ブランチで変更を試し、レビューを経てメインへ反映する流れです。

ブランチを使わず別ファイルで試す場合は、どの変更を現在のファイルへ取り込むかを自分たちで確認します。複製しただけで差分が自動統合されるとは考えないでください。変更頻度・影響範囲・既存契約を確認し、ブランチ利用だけを理由に有料化を即決しないようにします。

同時編集と復旧の確認メモ

対象ファイル:
作業する画面・部品:
変更担当:
確認担当:
共有部品への影響:
変更前のバージョン名:
編集を避ける範囲:
発生した問題と時刻:
必要な過去の状態:
一部の回収/全体復元の判断:
復旧後の確認箇所:
作業完了の共有:

訂正:旧版のロックによる他者の編集禁止、無制限の履歴保持、部分的な素材回収は不可という説明を訂正しました。未確認の編集者特定ログ、保存順だけで決まる競合説明、閲覧者の速度比較、1週間で効果が出る・競合をほぼ完全に防ぐという断定は削除しました。

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