Slack無料版でエクスポートできるもの|DM・ファイル・保存前の確認表

Slackの通常エクスポートではZIPにJSONのメッセージとファイルへのリンクが入り、ファイル本体はZIPの外にあることを示す図。無料版のファイルリンクは直近90日分。 コミュニケーション

公式情報確認:2026年9月15日。通常のSlackワークスペースを対象に、公式資料から整理したガイドです。実際のエクスポートを編集部で実行した検証記事ではありません。

Slack無料版でも、パブリックチャンネルのメッセージとファイルへのリンクをエクスポートできます。ただし、取得したZIPに添付ファイル本体まで保存されるわけではありません。「ZIPをダウンロードできた」と「必要な記録を残せた」は分けて確認しましょう。

Slackの通常エクスポートではZIPにJSONのメッセージとファイルへのリンクが入り、ファイル本体はZIPの外にあることを示す図。無料版のファイルリンクは直近90日分。
通常の無料版エクスポートの概念図。添付ファイル本体の保存は別途確認します。

無料版で取得できるものを確認する

残したいもの 通常の無料版エクスポート 確認点
パブリックチャンネルのメッセージ JSON形式で対象になる 対象期間と内容が含まれるか
通常のプライベートチャンネル・DM 同じエクスポートには含まれない 公開チャンネルだけのZIPを全会話の保存と扱わない
共有ファイルへのリンク 対象になるが無料版は直近90日分 リンク先へアクセスできるか
添付ファイル本体 JSONのZIPには含まれない 必要なファイルを別途保存できているか

出典:Slack:ワークスペースのデータをエクスポートするSlack:エクスポートデータの読み方。Salesforceチャンネルなどには別の条件や申請があります。通常のDMの扱いと混同しないでください。

ZIPを保存しただけではファイルの保存は完了しない

エクスポートされたJSONのメッセージには、共有ファイルへのリンクが含まれます。リンクは元のファイルへ案内するもので、ファイルのコピーではありません。元のファイル・チャンネル・ワークスペースを削除すると、そのリンクから開けなくなる場合があります。出典:Slack公式のファイル表示方法

そこで、記録を残す目的を先に決めます。決定事項の文章だけが必要なのか、見積書・画像などの添付内容も必要なのかで確認範囲が変わります。添付内容が必要なら、権限と社内ルールに従い、承認された保存先へファイル本体も保存したうえで開けるか確かめます。

エクスポート前に決める4項目

  1. 実施者:所属ワークスペースでエクスポート権限を持つ人を確認する。一般メンバーが自分の参加会話を何でも書き出せる機能とは考えない。
  2. 対象:必要なチャンネル・期間・添付ファイルをリストにする。DMや非公開会話が必要なら、この方法だけで満たせるか管理者に相談する。
  3. 保存先:誰が読むか、誰が管理するかを決める。個人の外部サービスへ無断でアップロードしない。
  4. 確認方法:保存後にどのメッセージとファイルを開いて確認するか、作業前に選んでおく。

管理画面から取得する流れ

権限を持つ管理者はデスクトップの管理メニューからワークスペース設定を開き、セキュリティ内のインポート/エクスポートへ進みます。エクスポートの期間を選んで開始し、準備完了の案内からZIPを取得します。画面名と利用可能な操作は契約や権限で異なるため、公式の現在の手順と自分の管理画面を照合してください。

表示されるボタンがない場合、手順を何度も繰り返す前にワークスペースと実施者の権限を確認します。別プランの全会話エクスポートを、そのまま無料版の操作として当てはめないことが大切です。

保存後の確認表:取得できた範囲を残す

次はLightlogが作成した確認用のひな形です。ZIP取得後の点検に使えます。個々のチームの保存要件を満たすことを保証するものではありません。

実施日:
実施者・権限:
対象ワークスペース:
選択した期間:
保存先:
確認したチャンネル:
確認したメッセージの日付:
対象外だった会話・期間:
別保存が必要な添付ファイル:
ファイル本体の保存先:
ファイルを実際に開けた日時:
未確認事項と担当者:

例えば、架空の案件「サイト改修」の決定事項を残すなら、対象チャンネルの文章がJSONにあることと、最終デザインPDF本体を開けることを別々に記録します。「文章は確認済み、PDFはリンクだけ」という状態を、案件記録の保存完了にしないための点検です。

90日制限・削除済みデータとの関係

無料版で見られる履歴の範囲、保存設定、エクスポート内のファイルリンクの範囲は同じ意味ではありません。特に、ファイルリンクの90日制限を根拠に、すべてのメッセージのエクスポート範囲を断定しないでください。選択した期間に必要な内容が含まれたか、実際の取得結果を確認します。

保存設定によって削除されたデータは永久削除です。エクスポートを、削除済みの履歴を戻す方法として期待することはできません。出典:Slack:データ保存設定

画面から見えなくなった履歴と削除の違いは、Slack無料版の90日制限と対策で詳しく整理しています。

よくある疑問

ZIPをそのままExcelで読むのですか?

通常のエクスポートはJSONを含むZIPです。CSVの表とは形式が違います。まずZIPの内容と日付・チャンネルの構成を公式の読み方に沿って確認してください。業務データを未承認の変換サイトへ送らないようにします。

有料化すれば全会話を誰でも取得できますか?

いいえ。プランだけでなくエクスポート種別、役割、申請条件があります。有料化だけを解決策にせず、必要な対象を管理者と整理してください。

バックアップとして十分ですか?

目的次第です。必要な期間・会話・添付内容が揃い、保存先で確認できるかを点検する必要があります。ダウンロード完了表示だけでは、必要な記録の網羅性や復元可能性は証明できません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました