ChatworkからSlackへ移行する前に:データ・費用・確認手順

ChatworkからSlackへの移行前に、会話ログ・ファイル本体・未完了タスク・連携と権限を分け、少量の試験で内容・日時・投稿者・閲覧範囲を確認する図。 コミュニケーション

公式情報確認・更新:2026年9月9日

ChatworkからSlackへ移行する前に、残す会話・添付ファイル・未完了タスク・外部連携を分けて整理してください。チャットログを出力できても、Slackへそのまま完全移行できるとは限りません。旧環境の削除や解約は、必要な情報を新しい保管先で確認してから判断します。

この記事では、移行を担当する人の確認手順を整理します。一般的な機能差はSlackとChatworkの比較、契約費用は30人で使う場合の費用試算をご覧ください。

ヒカリヒカリ

チャットログを保存すれば、全部引っ越せますか?

ログ博士ログ博士

ログ、ファイル本体、タスクは別々に確認しよう。出力ファイルがあるだけでは、必要なものが全部残ったとは言えないよ。

ChatworkからSlackへの移行前に、会話ログ・ファイル本体・未完了タスク・連携と権限を分け、少量の試験で内容・日時・投稿者・閲覧範囲を確認する図。
会話・ファイル・タスク・連携を分けて確認するための図解です。各項目が自動で移行できることを示すものではありません。

Chatworkから取り出せるものを先に確認する

Chatworkの公式チャットログ・エクスポートは、プロフェッショナルプラン(旧エンタープライズ)の管理者向けです。形式はHTMLまたはCSV。対象は、エクスポート時点で有効な組織内ユーザーが参加するチャットです。

添付ファイルは本体ではなくリンクが出力されます。組織契約の解約や元ファイルの削除で参照できなくなるため、必要なファイルは権限を確認したうえで別途保管し、保管先から開けるかを確かめます。マイチャットとタスク一覧は、このログ出力の対象外です。

出典:Chatwork公式:チャットログ・エクスポート機能について。自社の契約プラン・権限・対象データを確認し、利用できない場合は移行方法を決める前に管理者へ相談してください。

ヒカリヒカリ

CSVにファイル名が載っていても、保存できたとは限らないんですね。

ログ博士ログ博士

そうじゃ。旧サービスへログインしなくても保管先のファイルを開けるか、確認する工程を入れよう。

Chatworkのログはリアルタイムではなく、毎日午前4時の取得時点を基に出力されます。エクスポートは1日1回のため、切り替え直前の投稿が含まれているか、最後の会話と出力内容の時刻を照合してください。出力を繰り返す前に、取得済みの元ファイルも別途保存します。

SlackへのCSV取り込みは、形式と対応づけの確認が必要

SlackのCSV/テキスト取り込みは、メッセージ・チャンネル・ユーザーアカウントが基本対象です。公式に指定された列は、タイムスタンプ・チャンネル・ユーザー名・本文の順です。

Chatworkの出力CSVを、そのまま使えるとは断定できません。元の列とSlackの指定形式を照合し、必要な変換を確認します。取り込み先のユーザーとチャンネルの対応づけも必要です。まず検証用の少量データで日時・投稿者・本文・閲覧範囲を確かめてください。

同名の公開チャンネルに自動的に統合される場合があるため、試験用のチャンネル名も事前に決めます。CSV取り込みだけで添付ファイルやタスクまで復元できる前提では計画しません。出典:Slack公式:CSVまたはテキストファイルでデータを移す

ヒカリヒカリ

取り込み件数が合っていれば成功ですか?

ログ博士ログ博士

本文、日時、投稿者に加えて、誰が読める状態になったかを確認しよう。件数だけでは誤った共有範囲を見つけられないからね。

このCSV/テキスト取り込みの公式対象は、Free・Pro・Business+のワークスペースオーナーです。作業前に担当者の権限と利用プランを確認します。データは古い順に並べた未圧縮の単一ファイルとし、改行や引用符の扱いも公式形式に合わせます。ユーザーとチャンネルの対応づけがそろわないと、一部の投稿が取り込まれない場合があります。

移行前の7項目チェックリスト

  1. 目的:今の何が困り、Slackでどう解決するか。設定の変更で解決できないかも確認します。
  2. 保存対象:会話・ファイル本体・タスク・社外とのやり取りを一覧にします。必要な保存期間とアクセス権は社内の担当者に確認します。
  3. 出力条件:元サービスのプラン・操作権限・対象外データを確認します。
  4. 取り込み試験:少量で実施し、日時・投稿者・本文・件数・閲覧範囲を点検します。
  5. 連携:通知、ボット、承認フローなどの再設定箇所と担当者を決めます。
  6. 切り替え:正式な連絡先と切り替え日時を決め、試験中の重要な連絡が分散しないようにします。
  7. 完了条件:必要な記録と業務が使えることを確認する担当者、問題が残った場合の戻し方を決めます。

これは当サイトが提案する確認項目です。特定の人数・期間で移行が必ず完了するという基準ではありません。

移行費用は作業ごとに見積もる

一律の移行相場や生産性低下率は置かず、次の項目を自社の見積もりに入れます。

  • 両サービスを使う期間のライセンス料金。
  • 出力・形式変換・取り込み・確認にかかる作業。
  • ファイルと未完了タスクの整理・引き継ぎ。
  • 外部通知や権限の再設定、利用者への案内。
  • 外注する場合の見積額と、移行後の問い合わせ対応。

社内作業は「見積時間×社内で決めた時間単価」として換算できます。ただし、作業時間の換算額と実際の支出は分けて記録します。費用の比較は基本料金と運用負担の整理方法を参考にしてください。

ヒカリヒカリ

移行に何百万円もかかると聞くと不安です。

ログ博士ログ博士

会社の条件によって違うよ。データの量だけでなく、変換や確認、連携の再設定を分けて見積もろう。根拠のない一律の金額で判断しなくて大丈夫じゃ。

移行確認メモ:そのままコピーして使えます

【Chatwork → Slack 移行確認】
移行の目的:
元の契約プラン・管理者:
移す会話/残す会話:
添付ファイル本体の保管先:
引き継ぐ未完了タスク:
取り込み先チャンネルと閲覧できる人:
元ユーザーとSlackユーザーの対応:
試験結果(日時・投稿者・本文・件数・権限):
再設定する外部連携:
移行中の正式な連絡先:
作業担当者・費用見積もり:
切り替え日・問題発生時の戻し方:
元環境の扱いを判断する人:
未確認事項:

元の環境を削除する前の確認

必要な会話を検索できること、保管したファイル本体を開けること、タスクを引き継いだこと、権限と連携が正しいことを確認します。元の環境を残す期間や削除の可否は、社内の保存方針と契約条件に沿って判断してください。

「移行したので全データを削除する」を一律の完了手順にはしません。また、すべての企業に共通する法定保存期間や、解約後の一律の削除日数はここでは示しません。必要な条件は自社の管理担当者と確認します。

ヒカリヒカリ

最後は、元のアカウントを消して終わりではないんですね。

ログ博士ログ博士

必要な情報と仕事が移ったかを確かめてから、元環境の扱いを決めよう。未確認のものがあれば、無理に完了扱いにしないことじゃ。

訂正:旧版にあった「500社以上の導入支援データ」、移行費用・生産性低下率・失敗削減率などの裏付けのない記述を撤去しました。データの完全移行や削除を一律に勧める説明も、公式仕様と確認手順に置き換えました。

タイトルとURLをコピーしました